海賊の取り締まりへ 巡視船「えちご」の出発式

巡視船「えちご」が東南アジア海域に派遣されることになり、新潟市で1月14日、出港式が行われました。取り締まるのは、積み荷を奪う海賊です。

1月14日の出港式には巡視船「えちご」の乗組員や第九管区海上保安本部の職員約30人が出席しました。

東南アジアの海域では貨物船や漁船に乗り込んで積み荷などを強奪する海賊の被害が相次ぎ、その数はおととし62件にのぼりました。

巡視船「えちご」はこうした被害を防ぐため、東南アジア海域の警戒や巡視にあたるほか、ベトナムやインドネシアの海上保安機関と海賊の取り締まりを想定した連携訓練を行います。

〈海上保安庁海賊対策 室松本孝典室長〉
「これらの取り組みを通じてインド・太平洋における法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持に貢献してまいります」

職員や乗組員の家族に見送られ出港した「えちご」。約1か月に渡り派遣され、2月13日に新潟港に帰ってくる予定です。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/3b074deeb8d7d905261246e76ba228f7048e0a11