八木さん)皿洗いが時給15ドルでは見つからない。企業で引き抜きをするので皿洗いも17、8ドルになったり。板前さんも2000円だった人が2500円になって、そういう人たちの勤務時間が40時間を超えると1.5倍になるので、高い人では40ドルから50ドルの時給になる

ニューヨーク州の法律で、週40時間を超えた分の時給は元の1.5倍となります。
今はベースの賃金が上がっていて、この残業代が50ドルと時給5500円に上る場合もあるというのです。さらに、

八木さん)それから今、食材の高騰がきていますのでコンテナ不足で。そこを加味するとまだまだ回復にはつながっていない。30%ぐらい上がっていますから全てが

原油の高騰が続いているほか、港の混雑やトラックの運転手も足りておらず、
旺盛な需要に供給が追いついていません。
アメリカの10月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて6.2%上昇し、
およそ31年ぶりの高い伸びとなりました。

店では人件費に加えて、
仕入れ値の高騰も受け、メニューの価格を一部、上げることにしました。

記者)きました。かけそばです。いい香りですね。一杯14ドル、1600円程です。
チップを入れて1900円程になりますが、ニューヨークでは一般的な価格です。

客の評判は上々です。

客)他のお店と比べても価格が高いとは感じません。美味しいしね。

1杯1900円のそばを「安い」と感じているのです。
アメリカは20年以上、物価と人件費を上げながら、経済成長を果たしてきました。
一方で給与が増えず、実質賃金が下がっている日本との差は開くばかりです。

https://www.youtube.com/watch?v=bIQfgvVK3RA