「民主党」に1万9800票、立民・国民で案分票に…衆院・比例選
12/5(日) 12:08
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読売新聞オンライン

 10月31日に行われた衆院選の比例選で、富山県内の有権者の投票のうち「民主党」と書かれたものが1万9800票あったことが、県選挙管理委員会への取材でわかった。立憲民主、国民民主両党が略称を「民主党」としたため「案分票」として振り分けられた。両党の得票数のいずれも約26%を占めた。
 比例選では、正式な政党名のほか、投票所の記載台に掲示された略称が書かれた票も有効となる。公職選挙法では、複数の政党が同じ略称を使うことを認めている。同じ略称が記された票は、各党の得票数に比例して配分される。
 県内での得票数は立民が4万4772票、国民が1万2279票だった。この比率に応じて、「民主党」の票数を小数点第4位以下切り捨てで分け、両党に加算した。市町村選管への取材によると、立民に約78・3%(1万5512・319票)、国民に約21・7%(4287・665票)の割合で分けられた。
 立民県連の菅沢裕明代表代行は「国民の意思がはっきりと反映されなかった」、国民県連の橋本雅雄幹事長は「旧民主党を望む有権者がまだいるのではないか」と話した。
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