【光州共同】韓国最高裁が三菱重工業に対し、植民地支配下の朝鮮半島から朝鮮女子勤労挺身隊員として動員された韓国人女性や遺族に賠償を支払うよう命じた判決から29日で3年となった。原告の梁錦徳さん(91)は同日、南西部・光州で記者会見し、日本側が判決を認めない現状に「日本は一言の謝罪がそんなに難しいのか。謝罪がなく、市民を泣かせている」と嘆いた。

 判決確定後、原告5人のうち2人が他界。梁さんは、自身も「今日死ぬか明日死ぬか分からない」と訴えた。共に会見した支援団体は、裁判の目的は「奪われた尊厳と名誉を回復すること」だったと改めて強調した。

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