林芳正外相は24日の記者会見で、中国側から招請を受けた訪中に関し、自民党の佐藤正久外交部会長が
慎重な対応を求めたことについて「私の訪中は現時点でまだ何ら決まっていない。中国に対しては
普遍的価値を共有する国々とも連携し、主張すべきは毅然(きぜん)として主張し、責任ある行動を
求めると同時に対話を続け、共通の諸課題について協力していく姿勢で臨みたい」と述べた。

中国の女子テニス選手、彭帥さんの安否が懸念されている問題では「多数の関係者が懸念の声を
挙げてきたと承知している。一刻も早く懸念が払拭されることを強く望んでおり、関連の状況を
注視していきたい」と語った。

米英などで北京冬季五輪のボイコットが検討されていることには「日本政府の対応は現時点で
何ら決まっていない」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20211124-V2GDZQRCRFMQZPR6PMLF3NG4P4/