海外「世界は日本に学べ」 日本の成功の謎が世界の専門家たちの研究対象に

世界保健機関(WHO)は先月28日、
世界の1週間の新規陽性者数が2カ月ぶりに増加に転じたと公表。
海外では依然として感染拡大が続いています。

一方で緊急事態宣言が解除されてから1カ月が経過した日本では、
しばらく減少傾向が続いており、31日の陽性者数は229人と、
ピーク時(8月20日)の約100分の1になっています。

この件に関してABCニュースは、
「日本の成功が専門家たちを困惑させている」
というタイトルの特集記事を配信。

記事は、疫学の権威であるバーネット研究所のマイク・トゥール氏の、
「日本は『ワクチンプラス』戦略を採用している」という指摘を紹介。
高いワクチン接種率に加えて、社会的距離の遵守、
マスク着用などの対策が複合的に功を奏したと伝えているのですが、
その上でなお、高齢社会で、都市部は人口密度が高い日本で、
第5波が急激に収束した事は今も不思議であり、
その成功の謎は、専門家にとって研究対象であるとしています。

なぜ日本は収束に成功したのか。
多くの方が、その鍵は「日本人」だと考えているようでした。