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放送事業者の外資規制違反問題 3社で違反確認 行政指導 総務省

衛星放送関連会社「東北新社」などによる外資規制違反問題を受け、総務省が
すべての放送事業者などを調査した結果、コミュニティーFMの運営会社など3
社で、違反状態が一時的にあったことが確認されました。違反状態は解消され
ていて、総務省は再発防止を求める行政指導を行いました。

衛星放送関連会社「東北新社」や、フジテレビを傘下におく「フジ・メディア
・ホールディングス」による外資規制違反問題を受けて、総務省は、すべての
放送事業者などを対象に違反がないかを調査しました。

その結果、宮城県石巻市に本社があるコミュニティーFMの運営会社「石巻コ
ミュニティ放送」、衛星放送事業者の「アニマックスブロードキャスト・ジャ
パン」と「BS松竹東急」の3社が、過去に、外国人による役員就任の規定に違
反した状態が一時的にあったことが確認されました。すでに違反状態は解消さ
れているということで、総務省は3社に対して、再発防止を求める行政指導を行
いました。

一方、総務省の職員も審査の対応が不十分で、こうした違反状態に気付くこと
ができていなかったとして、審査にかかわった14人を厳重注意などとしました。

総務省は、再発を防止し、外資規制の実行力を高めるため、審査体制の強化を
検討しています。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/k10013287121000.html