収穫したばかりの新米を使って、秋田県の代表的な郷土料理のきりたんぽ作りが大館市で披露されました。

このイベントは、大館市の慶長年間から続く旧家の邸宅を利用した公共施設『鳥潟会館』で、飲食店や製造業者などでつくる『秋田名物本場大館きりたんぽ協会』が開催しました。

きりたんぽは収穫したばかりの新米で、いろりで焼き上げて作るのが最もおいしいと言われています。

16日は、かすりの衣装を着た地元の女性たちが、炊き上げた新米をコメの粒の食感が半分ほど残る程度につぶしたあと、秋田スギでできた串に厚さが均等になるよう手際よく巻きつけ、いろりの炭火できつね色に焼き上げていきました。
そして、これも秋田名物の比内地鶏のほか、ゴボウやセリなどとともに鍋に入れ、昔ながらのきりたんぽ鍋を完成させていました。

『秋田名物本場大館きりたんぽ協会』の石川博司会長は「新型コロナウイルスの影響で店舗での提供が大きく落ち込んでいるので、県外からの取り寄せ需要に期待している。寒くなってくると鍋のおいしい季節になるので、多くの人に大館のきりたんぽを味わってもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210916/k10013262451000.html
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