【イスラマバード共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産のアフガニスタン中部バーミヤン遺跡で、保存修復に関わるフランス隊の収蔵庫から仏頭などの発掘品が盗まれていたことが13日までに分かった。イスラム主義組織タリバンがバーミヤンを制圧した際の混乱に乗じ、何者かが略奪したとみられる。日本チームの倉庫も荒らされたが、被害の有無は確認できていない。

 タリバンは旧政権時代の2001年、イスラム教の極端な解釈に基づき、偶像崇拝に当たるとしてバーミヤン遺跡の東西大仏を破壊した。フランス隊の倉庫は東大仏付近から出た貴重な発掘品を収蔵していた。

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