政府は、アフガニスタンから退避してきたJICA=国際協力機構の現地スタッフとその家族4人に対し、最大90日間の短期滞在の在留資格を与え、入国を許可しました。

 12日夜、JICAの現地職員1人とその妻子を含むアフガニスタン人4人が成田空港に到着しました。

 外務省によりますと、この4人は、日本政府が自衛隊機などを派遣して退避作戦を行うよりも前の8月下旬にアフガニスタンから隣国のパキスタンに自力で陸路により退避していたといいます。

 政府はこの4人に対し、最大90日の短期滞在資格を与え、入国を認めました。

 今後については、本人の希望を聞いたうえで、第三国への出国か、日本での滞在を延長するか検討する方針です。

 また、パキスタンからの航空運賃など今回、発生した費用については、雇用主であるJICAが負担していて、
今後、日本大使館などの現地職員らが退避する場合についても、同様にかかる費用の負担は求めない方針です。

 イスラム主義勢力「タリバン」が実権を握ったアフガニスタンから退避を希望している日本関係の現地スタッフは、500人を超えています。

アフガン人のJICA現地職員と家族 政府が入国許可
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d1179da549e770057af5a2b80e56618767b7db1