高市早苗氏は中国が最も恐れる総理候補?(宮崎紀秀)
https://news.yahoo.co.jp/byline/miyazakinorihide/20210905-00256741

菅義偉総理の突然の退陣表明は、中国でも速報され大きく扱われたが、それは隣国日本の次のトップが誰になるかによって、両国関係に少なからぬ影響を与え得るからでもある。
中でも、早くから自民党総裁戦へ出馬の意向を示している高市早苗前総務相に、警戒を強めているようだ。
日本初の女性首相が対中強硬派の悪夢?

「中国に強硬な彼女が、日本で初の女性首相になるのか?」
菅総理が総裁選への不出馬を表明した3日の午後、こう題する評論を載せたのは中国の新聞「参考消息」ネット版。「参考消息」とは、中国国営通信「新華社」が発行する新聞で国際問題を扱う。「中国に強硬な彼女」とは、高市早苗前総務相を指す。
記事は、高市氏の経歴について、大学時代に軽音楽部でヘビーメタルのドラムを叩いていた過去から始まり、政界での遍歴、政治の世界での安倍晋三前総理との良好な関係も紹介した。
政治的な立場としては「政策の主張は保守に偏向」。
 高市氏が「自衛隊法を改正し自衛隊により大きな権限を与えるよう主張」しており、「侵略の歴史に対する反省が足りず、
従軍慰安婦の強制連行の存在を認めていない」人物であると警戒を強める。
靖国参拝も指摘

高市氏が「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーで、8月15日の終戦記念日に何度も参拝した事実も指摘した。
更に、高市氏を評価する日本のネット上で声も紹介している。
高市氏が日本の新総理になった場合の“危険性”を、そこはかとなく示唆したいようである。
中国共産党の青年組織「共青団」の機関紙「中国青年報」も、アプリ版が配信した記事をこう題した。
「女性“新右翼”の人物が、就任する可能性がある」
 “新右翼”の女性とは、もちろん高市氏。
「彼女は言動から“新右翼”と見做されている」
具体例としては、度重なる靖国神社への参拝に加え、高市氏は「日本の対外侵略戦争は、“自衛戦争”だと主張しており、
他国が日本の教科書の内容に干渉することに反対」と紹介した。

以下略