政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)は3日、今秋を念頭にワクチン接種が進んだ段階で、
日常生活における行動制限の緩和に関する提言をまとめた。接種の完了やPCR検査の陰性証明を条件に、
県境を越える旅行や全国的な大規模イベントなどを容認することが柱。政府はこの提言を踏まえ、
来週にも制限緩和の行程表(ロードマップ)を取りまとめる方針だ。
提言は、他人に新型コロナを感染させるリスクが低いことを示す仕組みとして「ワクチン・検査パッケージ」導入を発案。
マスク着用など基本的な感染対策を前提に、同パッケージ活用の具体例として▽
医療機関、高齢者施設での入院患者・入所者との面会▽大学の対面授業▽部活動▽大人数の会食・宴会―などを挙げた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090300985&g=pol