「これは、環境に配慮した商品ですか?」と店員に尋ねることで、店側の意識も変わっていく。

2020年12月、環境問題について話し合う政府の会合で、日頃からSDGsについて発信をしているモデルのトラウデン直美さん(21)が提案した内容だ。
これが、ネット上で、発言の背景が理解されないまま「炎上」した。
トラウデンさんは提言の真意について「環境について話すのがタブーだったり、“意識が高い”人のすること、と思われないような空気を作っていきたいという思いでした」と語る。

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高校時代に環境をはじめとする社会問題を学んだことがきっかけで、相対的貧困やフードロス、労働問題にも関心があるというトラウデンさん。
SDGsについて「私たち世代がなんとかしないとこのままダメになるという直感、本能的な危機感がある」と話す。
「ただ、環境に配慮すると、服の値段が手が出ないほど高くなったり、仕事を失ってしまう人が出てきてきたり…
というように、いろんな矛盾も出てきてしまう。そこを解決するには、たくさんの知恵がある上の世代の方に教えてほしいこともたくさんありますし、
人類みんなに関わる問題だと思うので、みんなで協力して一緒に考えていけたらいいなと思います」

グローバルに展開するアパレルチェーンの広報担当者によると、「海外では商品のサプライチェーンに関してお客様からスタッフが
質問されることも少なくない」という。

各国のカスタマーセンターから本社にどう回答すべきか相談されることもあるといい、
「お客様は環境や社会に配慮した商品を求めているのだとブランドとして意識をすることは必要だと思います」と語る。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60084900c5b6efae62fda43b