アフガニスタンの親米民主政権が倒れてから、22日で1週間となった。

全土を掌握したイスラム主義勢力タリバンは、女性の人権侵害などを懸念する国際社会の承認を得るため、融和
路線を強調する。国内では、それとは裏腹の締め付けが始まり、国民の間で、先行きへの悲観が強まる一方だ。

英メディアによると、北部の町ではタリバン戦闘員が「食事がまずい」と調理人の女性に火をつけて殺した。南部ラシ
ュカルガでは、米軍と無関係の男性(35)の自宅に戦闘員が小銃を手に踏み込み、「お前も米国のスパイだ」などと
吐き捨てた。イスラム教の宗派が異なる少数民族が拷問されたとの情報もある。

21日、イラン国営テレビに出演したタリバン報道官は一部の戦闘員による蛮行を認めたが、「我々も人間だ。過ち
は仕方がない」と開き直った。構成員らの処罰には言及しなかった。

https://news.livedoor.com/article/detail/20742718/