大坂、全仏で会見拒否表明 「心の健康無視」と抗議

女子テニスの大坂なおみ(日清食品)が27日、パリで30日に開幕する四大大会、
全仏オープンで記者会見に応じない意向を自身のツイッターで明らかにした。
「これまで記者会見に参加したり見たりし、アスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた。
自分を疑うような人の前には出たくない」と訴えた。

ツアー大会などで選手は試合後にコート上のインタビューや記者会見に応じる。「何度も同じ質問をされ、
疑念を抱く質問を受けることも多い。敗戦後の会見場で泣き崩れる選手を映像で見てきた」と
精神的な負担を強調。テニスでは会見を拒否すると罰金を科されるのが通例で「会見するか、
さもなくば罰金だ≠ニ言う統括組織は、選手の心の健康状態を無視している」と非難した。

大坂は「(全仏で払うことになる)高額な罰金が心の健康維持の慈善活動に寄付されることを願う」と付け加えた。

https://www.sankei.com/article/20210527-TYCXXI5CQZIPHJ5CB555N3OHKE/