今回の韓米首脳会談で、韓国のミサイル開発に対する米国の指針の終了に合意したが、米国防総省報道官が、「ミサイル指針の終了事実自体が分からない」と述べ、注目を集めている。
国防総省のカービー報道官は24日(現地時間)、国防総省のブリーフィングで韓国に対する'ミサイル指針終了'に対する質問が出ると、「ミサイル指針の終了が何を意味するのかよく分からない(I am not sure)」と答えた。
該当質問をした記者が、「ミサイル指針の終了」について説明しようとすると、「今何を質問しているのか、自分が理解するために後で調べて話をするのはどうか。 私はミサイル指針の終了を知らない(I am not just aware of this)」と述べた。
カービー報道官は別の記者が「ミサイル指針の終了が米国のインド太平洋戦略に及ぼす影響は相当なものだが、国防総省がそれを知らないというのだから驚きだ」とし、追加質問を続けようとすると「後で話そう」と質問を遮ったりもした。
今回の首脳会談の共同声明第一項である「韓米同盟の新たな幕開け」には「アメリカは不拡散の努力を増進させるにあたって韓国の国際的役割を評価した。 韓国は米国との協議を経て改正ミサイル指針の終了を発表し、両首脳はこうした決定を認めた」と明示されている。

ムン・ジェイン大統領とバイデン大統領が共同声明に合意した直後に開催した合同記者会見にもムン大統領は「嬉しい気持ちで、(韓米)ミサイル指針、その旨を伝える」、
「バイデン政権発足初期の韓米防衛費協定の妥結とともに、韓米同盟の堅固さを対外的に誇示する象徴的かつ実質的な措置」と評価したりもした。
一方、カービー報道官はこの日のブリーフィングで、首脳会談で合意した韓国軍55万人接種分のワクチン支援問題については、「いつ、どこで、どのようにワクチンを供給するかに関する具体的な日程などはまだ決まっていない」と述べた。
カービー報道官は、続いて出た「(韓国軍のワクチン支援などで)今後、合同演習の規模が拡大する可能性があるのか」という質問に対しては、「最も効率的な訓練になるよう、持続的に検討している」という原論的な言及のほか、具体的な見通しを示さなかった。

https://news.naver.com/main/read.nhn?oid=079&;aid=0003507404