二軍から抜け出せない巨人・小林誠司 「みんなのMVP」でトップ争いの残酷
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「打てる捕手」の価値が高まる一方の近年、「守りの捕手」の生きる道は狭まりつつある。典型的な守備型の巨人・小林誠司捕手(31)は、二軍暮らしの泥沼から抜け出せない状況だ。

「元木大介ヘッドコーチは『打撃の方でもっと上がってこないと、スタメンで使えない』と話していた。ただ、一軍では試合後半に守備固めで起用されてばかりで、与えられたのは1打席、送りバントだけ。打撃を披露する場面はなかったので、チーム内では同情する声もあった」(スポーツ紙記者)

 ここから奮起して見返したいところだが、二軍でも13試合で32打数1安打の打率3分1厘(5月8日現在)と散々な成績。二軍関係者は溜め息をつく。

「昨年の6月、対阪神開幕3連戦、左手首への死球で尺骨を骨折したのが全ての始まりです。骨折後からスイングが波打つようになり、打球が前に飛ばず、飛んでもせいぜい内野フライ。キャンプ時から原辰徳監督、元木ヘッドが熱心に指導していたが、今はもうサジを投げている状態です」

 とはいえ、球界屈指の強肩は健在。独身のイケメンでもあり、人気は球団でもトップクラスだ。

「ヤフーの野球速報アプリ『スポナビ』で小林は二軍戦に出場するたび、活躍しなくてもファンが選ぶ『みんなのMVP』で1位、もしくは僅差の2位に入っている。熱心なファンたちが応援し続けているのですが、逆に残酷な状況にもなっています」(前出・記者)