猛烈な台風でも発電できる風力発電技術を開発し、
再生可能エネルギーの新しい道筋のために尽力する
チャレナジーCEOの清水敦史(41)は、
東大大学院を修了して就職が決まった時、
「自分はすごろくの“上がり”まで上り詰めた」と感じたという。

その下地には、連載2回目で伝えたように、
母子家庭で経済的、精神的に苦労した経験がある。
清水は高専から東大工学部に編入後、授業料を免除されていた。
生活費はなんとかバイトで稼いだが、いい成績を修めなければ免除が認められず、
学校に通えなくなるかもしれないという緊張感が常にあった。

清水氏が考案したのが「垂直軸型マグナス式風力発電機」
(以下、マグナス式風力発電)だ。
プロペラを使わず、円筒を気流中で回転させた時に起こる
「マグナス力」の作用で軸が回転し発電する仕組みである。
清水氏は、台風のような強風や乱流の多い日本に向いているのは
風の強さの影響を受けにくいマグナス式の風力発電機だという。

画像
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マグナス効果
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https://www.businessinsider.jp/post-233912