西武池袋線の池袋〜椎名町駅間で4月5日、高齢男性が死亡する人身事故が発生しました。
発表によりますと4月5日午前7時50分ころ、西武池袋線の池袋〜椎名町駅間の踏切で、70代の男性と普通電車(8両編成)が接触する人身事故が発生したということです。
この人身事故の影響で、池袋線と豊島線は池練〜飯能・練馬〜豊島園の上下線で運転を見合わせ、午前8時47分ころに運転を再開しました。
なお、一部列車に大きな遅れや運休が出ています。
通勤ラッシュの時間帯ということもあり、人身事故の影響を受けた駅では大変混雑しました。

現場には大勢の消防隊や警察官らが駆けつけるとともに、懸命の救助活動が行われましたが、男性は体を強く打っており搬送先の病院で死亡が確認されました。

その後の捜査で周辺に設置された防犯カメラを確認したところ、当時、男性は大量の空き缶を載せた台車を運んでいたということです。
男性は踏切を渡る際、線路内に空き缶を落としてしまいその空き缶を拾って踏切の外に出ようとしていたところ電車と接触したとみられています。
また、運転士は男性の存在に気づき電車の速度を落としましたが間に合わなかったということです。
警視庁は男性の身元の確認を急ぐとともに、当時の現場の状況などについて詳しく調べています。

https://breaking-news.jp/2021/04/05/055822