韓国や中国の一部地域では一般的に犬の肉が食べられている。
アジア内で犬肉を食べる地域は他にもあるが、
韓国と中国が槍玉に挙げられることが多い。

世論では犬肉を食べること自体がそもそも「悪」だという論調も強い。
犬肉を食べる文化がある国の人たちを
「文明が低い」と嘲るような風潮があるようにも感じられる。

日本人にとっては愛玩動物と書いたが、
韓国人にとっても、犬は愛玩動物でもあるらしい。
なぜなら、ペット用の子犬も売られていたからだ。
ペットとして買われなかったら、そのまま食用として育てられる。

ポシンタン(補身湯)を注文する。
ポシンタンとは栄養スープみたいな意味の言葉だが、
犬肉辛味スープの隠語になっている。
韓国では1988年のソウルオリンピック以降、犬肉文化は隠されている。

犬の筋肉と内臓と香草を煮込んだスープだ。
値段は日本円で900円と、
食べ物の値段が日本より安い韓国では少し高めの値段だった。

スパイスの香りで最初はわからないが、
はんでいるうちに犬の臭いが口の中に広がる。
犬の臭いとは、犬をハグしたときの臭いだ。
慣れていないと、さすがにおいしいとは思えなかった。

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東洋経済
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