気仙沼市「まん防」略すの慎重に
報道各社に要望書

 魚のマンボウになじみの深い宮城県気仙沼市は3日までに、報道各社に向けて新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」を「まん防」と略すことに慎重になってほしいと要望する文書を出した。

 市によると、マンボウは食用として地域で親しまれてきた身近な魚で、東日本大震災で被災し、再建された道の駅「大谷海岸」のトレードマークになっている。文書は「人気のあるマンボウにとっても、再起を期す道の駅にとってもマイナスイメージとなりかねない」とつづった。

 市観光課の畠山勉課長は「神経質かもしれないが、マンボウとコロナが重なって連想されてしまうのは避けたい」とコメントした。

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