◇政府の姿勢、疑われかねない
緊急事態宣言の発令・解除、まん延防止措置の発令を軸とした政府の新型コロナの感染拡大防止策には効果への懸念も少なくない。略称はユーモラスな姿で
人気がある魚のマンボウを連想させるなど、国民に事態の深刻さが伝わりにくい上、政府の姿勢も疑われかねないとの配慮があるようだ。
西村康稔経済再生担当相は1日の参院議院運営委員会で「私自身は『まん防』という言い方は使わないようにしている」と述べた。理由について
「ちょっとふざけたような雰囲気もある。わかりやすいので専門家も使っているけれど、やはり『まん延防止』としっかり言うよう努めている」と説明した。
加藤勝信官房長官も2日、「私は記者会見では『まん延防止等措置』あるいは『まん延防止等重点措置』と申し上げている」と強調した。
東京都の小池百合子知事も1日、記者に「まん防を出すべきタイミングは」と問われ、「まん防(の言葉)は東京都で扱ってない。『重点措置』でお願いする」と注文をつけた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/252dd8723fa9179d6fc8542170ead57514e25b0f