日本製と偽り鍋を販売した疑いで福建省泉州市の会社を捜査

20年末、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー、Weibo)」で、「伊藤慧太」の鉄鍋が中国国内の受託生産工場で製造されたもので、「伊藤慧太」は中国人の俳優だったことが明らかにされた。
 上海市閔行区市場監督管理局によると、同管理局は20年12月10日、市内の「壹加生活」関連会社がオンラインショップを通じて虚偽の宣伝を行い、産地を偽装した鍋を販売している疑いがあるとの通報を受けた。これまでに関係者が立件され、取り調べを受けているが、事件は複数の省や市をまたぐことから、関連製品の出所や販売状況、製品の品質、宣伝製作などの実態について、さらに捜査が進められている。同管理局は今後も法律に基づき、知的財産権の侵害や偽造品・粗悪品の製造・販売を取り締まり、消費者の合法的な権利・利益を保証していくと表明した。
 ECプラットフォームでの鉄鍋の総売上高は、20年12月時点の試算で少なくとも3千万元(1元=約17円)以上となっている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3337395