韓国で日本からのビール輸入量が昨年9月以降、5カ月連続で前月比増となったことが17日までの韓国統計庁のまとめで分かった。
今年1月の輸入量は日本製品に対する不買運動の影響で急減した2019年8月以降で最多となり、前年同月比約7・7倍の1072トン。
運動前の水準には遠く及ばないものの、不買運動がやや和らいだとの見方も出ている。

 不買運動は、19年7月に日本政府が半導体材料の韓国向け輸出規制を強化したことに対し、韓国世論が反発して拡大。
ビール以外にもカジュアル衣料品店「ユニクロ」やスポーツ用品大手デサントなどが標的になった。

 スーパー経営者らが日本のビールの販売を中止するなどし、19年6月に約9462トンだった日本からの輸入量は同年9月、約4トンまで激減した。

日本産ビールの輸入増続く 韓国、不買運動が下火に?
https://www.sankei.com/photo/story/news/210317/sty2103170012-n1.html