アメリカ西部コロラド州で、飛行中の旅客機からエンジンの部品が複数、住宅地に落下しました。
これまでのところけがをした人の情報はなく、NTSB=国家運輸安全委員会が事故の原因を調べています。

アメリカ西部コロラド州デンバーの近郊で20日、デンバー空港発ハワイ・ホノルル行きのユナイテッド航空の旅客機からエンジンの部品が複数、住宅地に落下しました。

乗客が機内から撮影した映像では、右翼部分とみられるエンジンの外側や先端の部品がなくなっていて、内部の骨組みが激しく燃えているのが確認できます。

また、エンジン内部の金属部品がカタカタと音をたて、小さな部品の一部が外れて飛び去っていく様子も写っています。

現地からの映像では、住宅の軒先にエンジンの先端部分とみられる巨大なリング状の部品が落ちているほか、住宅地にある運動場などにも破片が落下しているのが確認できます。

FAA=アメリカ連邦航空局によりますと、この旅客機はボーイング777ー200型機で、空港を離陸してまもなく機体右側のエンジンに異常が発生し、空港に引き返したということです。

米 旅客機のエンジン燃え住宅地に部品落下 けが人の情報なし
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210221/k10012878881000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210221/K10012878881_2102211107_2102211109_01_03.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210221/K10012878881_2102211014_2102211020_01_02.jpg