米NY市、中南米系地区のワクチン接種に白人が殺到

https://www.cnn.co.jp/usa/35165825.html

米ニューヨーク市内の中南米系住民が多い地区で、新型コロナウイルスワクチンの接種に外部から多数の白人が押し寄せていたことが分かった。

ニューヨークのワシントンハイツ地区は中南米系の住民が多く、新型ウイルス感染拡大で特に大きな打撃を受けてきた。

ワクチン接種は14日から地区内の陸上競技場で始まり、州内在住の65歳以上が対象とされた。

クオモ知事は接種開始にあたり、ニューヨーク・プレスビテリアン病院などと協力して、非白人の住民が取り残されない態勢を目指すと表明していた。

ところが現場の医師らによると、接種を受けた第1陣は、同地区以外の州内各地から集まった白人が圧倒的に多かったという。

デブラシオ市長は29日のオンライン会見でこの状況について、「本末転倒もはなはだしい」と怒りをあらわにした。
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