治療薬レムデシビル、すべての肺炎患者へ投与可能に

 肺炎患者全般に投与の対象範囲が拡大された新型コロナウイルス感染症の治療薬「レムデシビル」について、厚生労働省は、重症患者だけでなく、中等症以上の肺炎患者の治療用にも配分できるようになったことを明らかにした。医療機関への配送を18日から開始。「懸念されていた供給態勢が整ったため」としている。通知は15日付。

 厚労省は今月7日、レムデシビルの投与対象について、人工呼吸器などが必要な重症患者だけでなく中等症以上となる肺炎患者全般に広げるとし、添付文書の改定を発表。しかし、感染拡大による世界的な需要の高まりを受け、当面の対象を従来通り重症患者のみとするとしていた。

https://www.sankei.com/life/news/210118/lif2101180032-n1.html