菅首相 病床確保やワクチン接種への協力 医療関係団体に要請

新型コロナウイルス対策をめぐり、菅総理大臣は日本医師会など医療関係団体の代表に対し、大都市部を中心にひっ迫している病床の確保や、ワクチンの接種に向けた体制の整備について協力を要請しました。

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日本医師会 中川会長 「病床確保や人材確保対策を検討」

日本医師会の中川会長は会談のあと記者団に対し「事態が悪化すれば、治療の際に優先順位をつける『トリアージ』をしなければならないが、そういうことは何としても避けたい。日本医師会や日本病院会などで対策組織を立ち上げ、少しでも病床確保や人材確保につなげたい」と述べ、来週にも対策を話し合う会合を開く考えを示しました。

そのうえで、民間の医療機関への患者の受け入れについて「民間病院も、できるところはできるだけコロナ患者を受け入れている。限界に近いところを、さらに少しでも上乗せして確保をお願いすることはなかなか簡単にはいかないが、必死に頑張っている。少しでも拡大できないか考え、検討したい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210114/k10012814961000.html