【詳報】島根・雲南市長を逮捕 入院中、看護師への傷害容疑
2020年12月16日 山陰中央新報

島根県警出雲署は16日、入院中に看護師の首などにけがを負わせたとして、傷害の疑いで
同県雲南市長の原仁史容疑者(65)=雲南市大東町飯田=を逮捕した。

逮捕容疑は、出雲市内の病院で入院治療中の同日午前6時50分ごろ、院内の廊下で、
病院勤務の看護師女性(28)につかみかかるなどし、首や耳にけがを負わせた疑い。
同県警捜査1課によると「間違いない」と容疑を認めているという。

原容疑者は11月の雲南市長選で初当選し、同月28日に就任したばかり。
12月定例市議会初日の9日、本会議終了後に市長室で執務中に、頭痛や吐き気などを訴えて
同市立病院を受診、高血圧緊急症と診断され、出雲市内の病院に移って入院していた。
市長を知る関係者によると「(当選後、初登庁までに)精神的に不安定な様子があり、気にかけていた」という。

原容疑者は1978年に島根県庁入りし、農林水産部長、健康福祉部長などを歴任した。
退職後、2015年にふるさと島根定住財団の副理事長に就き、理事長も務め20年6月に退任。
任期満了に伴う11月8日告示の雲南市長選に立候補し無投票当選した。

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原仁史雲南市長
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