「しんぶん赤旗」はジャーナリズムか 編集局長の答え

共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が9月、優れたジャーナリズム活動に与えられるジャーナリスト団体の賞で初めて大賞を受けた。
対象となったのは、安倍晋三前首相が主催した「桜を見る会」をめぐる報道。政党機関紙の受賞は珍しいが、その活動とジャーナリズムは相いれるのか。実像を探った。(赤田康和、池上桃子)

 11月上旬、東京・千駄ケ谷のビルに入る赤旗編集局を訪ねた。
壁には「まもろう 憲法9条」と書かれたポスターが貼られ、社会部、政治部など部署ごとに机が並ぶ。パソコンの横には紙の資料があふれ、記者たちが談笑したり議論したりしていた。
編集局は共産党の一部局で、記者はみな党員だ。

 党幹部でもある小木曽(こぎそ)陽司編集局長と日曜版の山本豊彦編集長が取材に応じた。

 「我々は権力監視を最も重視しており、こういう問題に反応する鋭いアンテナを持っている」。山本氏はそう話す。

 どういうことなのか。

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