スキーシーズン目前 コロナ対策あの手この手
スキーシーズン到来を前に、青森県内のスキー場は利用客らの新型コロナウイルス感染防止に向け、あの手この手の計画を立てている。
2人乗りリフトは原則1人で座ることにしたり、ゴンドラ内の換気に気を配ったりするケースも。「3密」を防ぐため、レストランの座席数を減らすスキー場もある。
12月4日オープンの青森スプリング・スキーリゾート（鯵ケ沢町）は、ゴンドラやリフトのコロナ対策として、家族や同じグループ以外は“相席”しないよう呼び掛ける方針。ゴンドラでは窓を開け、換気するよう周知することも考える。
チケット発券所など室内では、できるだけ一定の間隔を空けてもらう。約200席あるレストランは、席数をどれだけ減らすか今後検討する。
八甲田スキー場（青森市）のスキーヤーが利用する八甲田ロープウェーは、定員100人のゴンドラの乗車人数を上限50人にする。換気窓も開け、空気の流れを良くすることを考えている。紅葉シーズン終了後から休業しているが、12月16日に運行を再開する。
12月19日に営業を開始する大鰐温泉スキー場（大鰐町）は、2人乗りリフトの乗車人数を家族以外は原則1人とする。
雨池スキーコミュニティセンターでは入り口にサーマルカメラを置き、食堂の席数は半分の100席に減らす。渡邊時則支配人は「お客さんにもマスクや手袋着用をお願いし、感染予防に取り組みながら安全に気を付けて営業する」と気を引き締める。
モヤヒルズ（青森市）も12月19日オープン。4人乗り、2人乗りリフトとも、親子もしくはグループ客以外はそれぞれ2人、1人ずつ乗ることにする。
リフト乗り場では客同士の間隔を空けてもらうなどの対策を取る考えで、担当者は「感染防止策はお客さんの意見を聞いて修正していくこともあると思う」。
12月下旬にオープン予定の創遊村229スキーランド（田子町）では、「施設内の換気と消毒を徹底したい」と町関係者。具体的対応は今後詰めるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/edd7580ac8f567e91892baaac5ae08a8bd0782a5
