都民の足として歴史を刻む東京さくらトラムの歩み「都電荒川線」(東京都/三ノ輪橋〜早稲田)|ノスタルジック路面電車散歩

東京さくらトラムの110年を越える歴史を紐解く
夏目漱石が明治時代に書いた長編小説『三四郎』には、東京帝国大学(現・東京大学)へ通うため熊本から上京した三四郎が電車に乗る場面が描かれている。三四郎は、電車が停留場を発車する時に鳴らす“ちんちん”という音や、停留場で多くの人が乗り降りする様子。そして、どこまで行っても東京がなくならないことに驚くのだった。三四郎が乗った電車は蒸気機関車ではない。当時の街を劇的に変えた電気によって走る路面電車だ。
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