世界保健機関(WHO)は、北朝鮮で新型コロナウイルス感染が「疑われる」症例は10月29日時点で6173件だと発表した。
これは同機関が一週間前の22日までに発表した症例数より805件多い。
一方、北朝鮮当局は、新型コロナウイルス感染症の症例はないとしている。
新型コロナウイルスの感染者数を掲載するジョンズ・ホプキンス大学などの公的統計によると、北朝鮮では新型コロナのパンデミックが始まって以来、感染者はいない。

しかし、北朝鮮当局は7月、国内で新型コロナウイルスの感染疑いのある初の症例を発表した。その患者は韓国から不法に北朝鮮に入国した人物で、厳格な検疫下に置かれたという。
その一方で、この症例は感染者数の統計に含まれていないため、北朝鮮では現在に至るまで感染例のデータは存在しない。

北朝鮮の新型コロナ感染疑いは6000人以上 確認された症例はなし = WHO
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