WHOのコロナ起源解明が停滞
指導部と中国の姿勢が原因か

 【ニューヨーク共同】2日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、世界保健機関(WHO)による新型コロナウイルス感染症の起源解明が、独立した調査に消極的な中国政府と中国に迎合的なWHO指導部の姿勢によって停滞している、と伝えた。

 同紙は、これまでに訪中したWHOの調査チームには、感染拡大の源となった武漢市の野生動物を扱う市場の訪問が認められないなど多くの制約があったと指摘。

 こうした制約はWHO指導部が中国側と交渉、秘密裏に譲歩した結果であり、現在も「透明で独立した」起源解明に関わる調査が行われていないとした。

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