今年夏から秋にかけて群馬県などで家畜が相次いで盗まれた事件で、同県太田市に住むベトナム人ら19人が関与した疑いがあることが26日、群馬県警への取材で分かった。

 県警は入管難民法違反などの容疑でこのうち2人を逮捕、太田市内の住宅を家宅捜索した。家畜を盗んだ疑いでも調べる。

 同県では、7〜8月だけで、前橋市や太田市など4市にある7カ所の養豚場で豚計約670頭が盗まれる被害があった。他にもナシやブドウなどの果物の大量盗難も確認されている。

 群馬県の他にも栃木、埼玉、茨城県など、北関東を中心に、大規模な家畜や果物の盗難があった。

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