心臓移植から4年 陽茉莉ちゃん死去 5歳8カ月 両親「かけがえのない時間、心よりお礼」

重い心臓病「拡張型心筋症」を患い、県内外から支援を得て心臓移植を受けた森川陽茉莉(ひまり)ちゃんが9月30日、冠動脈疾患による虚血性心筋症のため、東京都内の入院先で亡くなった。5歳8カ月だった。
葬儀は今月、近親者で執り行った。

「ひまりちゃんを救う会」が16日に発表した。同日、父・孝樹さんと母・佳菜子さんは「ひまりは笑顔に溢(あふ)れた日々を送ることができた。ひまりとのかけがえのない時間を与えてくださった皆さまに、心よりお礼申し上げる」と感謝した。

 陽茉莉ちゃんは、生後2カ月だった2015年3月に拡張型心筋症を発症。米国での心臓移植に必要な費用を集めるため、両親や同級生らが募金を呼び掛け、目標額を超える支援が寄せられた。

 16年11月に米コロンビア大学病院で心臓移植を受け、帰国。18年3月には父・孝樹さんのうるま市の実家を訪れ、祖父母と対面し笑顔を見せた。今年7月に冠動脈疾患が見つかり、入退院を繰り返していた。

 救う会は「皆さまの温かい思いがあり、ひまりちゃんが5歳8ヶ月、大切な時間を過ごさせていただいた」とコメントを寄せた。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1209360.html
https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/archives/002/202010/fed3dd06432e43fd86a78f337c368f10.jpg
https://www.qab.co.jp/news/wp-content/uploads/2016/10/16-10-20-08.jpg