東名あおり事故でネットにデマ 福岡の男を名誉毀損罪で強制起訴

神奈川県の東名高速道路で2017年、あおり運転を受けた夫婦が死亡した事故を巡り、インターネット上に誤った情報を投稿したとして、検察官役の指定弁護士は2日、福岡県春日市の無職の男(65)を名誉毀損(きそん)罪で福岡地裁に強制起訴した。

起訴状によると、男は同年10月、あおり事故と関係ない北九州市八幡西区の建設会社の電話番号をネット上に投稿するなどし、会社の名誉を毀損したとされる。

 事故を巡るデマ投稿では男ら9人が18年、名誉毀損容疑で書類送検され、全員が不起訴処分となった。これに対し、小倉検察審査会は昨年10月、全員を「起訴相当」と議決。福岡地検小倉支部などは今年3月、うち1人を在宅、5人を略式で起訴した。同審査会は7月、不起訴となった残りの3人のうち、男のみを再び起訴相当と議決していた。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/650722/