人生が好転する「真の居場所」見つけた人の言葉
42歳で実家を出て最高の伴侶を見つけるまで
2020年10月16日
大宮 冬洋 : ライター


例えば、自分に興味がない男性ばかり好きなり、自分に興味を示してくれる人はキモいと思ってしまう女性。子どもの頃の話を聞くと、父親が自分に関心を持ってくれなかったそうです。すると、「私は男性から興味を持ってもらえない人間なのだ」という自己認識を形成しやすくなります。


「いい人」に出会うことが近道
人は、自分が思っているとおりの自分でないと気持ち悪いものです。とても疲れているときに電車に乗り、目の前の座席に座っているおばあさんから席を譲られたとします。私なら「いえいえいえ。大丈夫です」と遠慮して、慌てて別の車両に移ってしまうでしょう。

オレはお年寄りから席を譲られるような弱い人間じゃない、と思いたいからです。移った車両ではおじいさんから席を譲られると、今後はお年寄りの前に立つことすら避けるようになるかもしれません。

自己認識が行動を規定するのです。つまり、「自分は他人から愛される価値のある人間なんだ」という自己認識を自然と持っている人はよきパートナーを見つけやすいと言えます。

――そんな自己認識を持つためにはどうすればいいでしょうか。

人は人の中で変わっていくものです。「いい人」に会うしかない、と私は思います。ここでいう「いい人」とは心が安定している人のこと。友人や同僚でもいいし、もちろん恋人でも構いません。

心が安定していない人は、愛されているのかどうか不安な気持ちを恋愛感情だと勘違いしていることもあります。すると、誰かと親密になることを避け続ける回避型の人を好きになってしまうのです。安定型の人に好意を示されてもピンと来ないでしょう。でも、その安定型の人があなたを救ってくれるかもしれません

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