世界のオフィス一変 郊外に別拠点・「自由席」禁止

新型コロナウイルスの感染再拡大が続き、世界のオフィスのあり方が変わってきた。在宅勤務の浸透で金融やIT(情報技術)など欧米企業は
相次ぎ賃借面積を縮小している。一方、郊外での「サテライトオフィス」新設や社員が自由に座席を選べる「フリーアドレス」の禁止など感染を避けられる
新しいオフィスのあり方を模索する動きが出ている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64037880Y0A910C2SHA000/

フリーアドレス制、コロナで逆風 交流促進も接触把握難しく

オフィス改革の一環として導入企業が増えている「フリーアドレス制」が、新型コロナで逆風を受けている。
社員の席を固定せず職場の交流促進や省スペース化を狙ったスタイルだが、感染者が出た際に接触者の把握が難しいためだ。各社は感染防止策に知恵を絞る。

LCCのピーチ・アビエーションは2011年の設立当初から、部署や役職を超えた交流を目的にフリーアドレスを導入。
感染が拡大した3月ごろから、各座席を使った社員の氏名や時間を書き込む表を設置した。

事務機器販売のコクヨマーケティング名古屋支社は、フリーアドレス席の一部を使用禁止にし、対面や隣り合って座ることを制限した。

https://www.chunichi.co.jp/article/115998