不二家が赤字に
「ペコちゃん」でおなじみの不二家が赤字に転落した。2020年1〜6月期連結決算は、最終損益が1億7100万円の赤字(前年同期は
1億5100万円の黒字)だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で収益が悪化した。売上高は前年同期比6.7%減の469億円だった。
新型コロナという特殊要因が大きく影響したため、赤字転落は仕方がない面がある。だが、同社は別に抱える大きな問題により業績は
新型コロナ前から芳しくない。その問題が解決できなければコロナ収束後も厳しいままだ。

不二家の洋菓子は長らく人々に愛されてきた。だが、ここ十数年は赤字が続くなど苦戦が目立っている。背景にあるのは「コンビニスイーツ」の台頭だ。
コンビニスイーツはローソンが09年に発売した「プレミアムロールケーキ」がヒットしブームが巻き起こった。その後、コンビニで続々とヒット商品や
話題を呼んだ商品が生まれ、コンビニスイーツは存在感を高めていった。最近では、ローソンが19年3月に発売したバスク風チーズケーキ
「バスチー」が20年1月時点で累計4000万個を販売する大ヒット商品となりコンビニスイーツの強さを見せつけている。

https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20200817-00193701/
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