中国共産党機関紙 周氏を激しく非難

中国共産党の機関紙「人民日報」の海外版は、香港の民主活動家の
周庭氏について、「香港の秩序を乱す者たちからは民主化運動の『女神』などと呼ばれていたが、その実態は、日本の反中国的な政治家らにひざまずき、外国にこびる無能で暴力的な人物だということは、香港のインターネット上の一致した見解だ」などと激しく非難するとともに、厳しく罰せられるべきだとしています。

流ちょうな日本語を使い、香港の民主化運動への支持を訴える周氏について、中国の指導部は、日本を巻き込んで反中国的な動きを引き起こそうとしているとして、強く警戒しているものとみられます。
超党派議連 中国共産党や香港当局に抗議の緊急声明
香港で国家安全維持法に違反した疑いで民主活動家らが逮捕されたことを受け、超党派の議員連盟は、思想や言論の自由など基本的人権をじゅうりんする行為は許されないとして、中国共産党や香港当局に抗議する緊急声明を取りまとめました。

国会内で開かれた議員連盟の会合には、自民党の中谷 元防衛大臣や国民民主党の山尾志桜里衆議院議員らが出席しました。

日本で暮らしているという香港市民もマスクなどをつけて参加し、民主活動家の周庭氏らの逮捕を受け、「国家安全維持法は威嚇ではなく人権と自由を奪い取る道具になった」などと訴えました。

そして、会合では「思想や言論の自由など基本的人権をじゅうりんする行為は許されない」として、中国共産党や香港当局に抗議する緊急声明を取りまとめました。

また、日本政府に対して、香港当局からの国家安全維持法違反を理由とした捜査の協力に応じないことや、香港市民がビザなしで日本に滞在できる期間を延長することなどを求めました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200812/k10012563631000.html?utm_int=news_contents_news-main_003