「早口で通報聞き取れず」救急車の到着遅れる…女性が搬送先で死亡

https://news.yahoo.co.jp/articles/48619f96a802b8a3a02dabddd890e89fb438c8f1

 埼玉県川越地区消防組合は7日、119番の通報内容を聞き取れず、現場が特定できなかったため、救急車の到着が28分遅れたと発表した。川越市の女性(71)は搬送先の病院で死亡した。同組合は遅延と死亡との因果関係は不明としている。

 発表によると、5日午後5時50分頃、女性の家族から通報があったが、早口だったため職員が内容を聞き取れなかった。119番をかけた公衆電話を特定し、午後6時頃、救急車が到着したが、通報者とは会えなかったという。その後、再び119番があり、午後6時28分、公衆電話から約90メートル離れた住宅の玄関で車いすに座り、ぐったりとした女性を見つけ、搬送した。

 同組合は「適切に内容を聞き取っていれば、午後6時頃には救急車が現場到着できた」としている。