米カリフォルニア発コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」の自動販売機(自販機)が8月7日、宮益坂エリアにある時間貸し駐車場「三井のリパーク渋谷1丁目第9駐車場」(渋谷区渋谷1)に設置された。(シブヤ経済新聞)

【写真】缶コーヒーだけで無く豆やカップなども並ぶ

 ブランドとして世界初との取り組みとなる。生活様式が変わる中で、コーヒー豆の定期購入や、野菜とコーヒーのセットを届ける「デジタルファーマーズマーケット」などさまざまな形で「コーヒーの楽しみ方」を提案している。

 今回、カフェに行く時間が無い人や、近くにカフェが無い人たちにも「短時間で手軽にブランドを体験してもらえるように」自販機の設置を始め、新規顧客へのアプローチを図る。恵比寿や広尾、南青山など近隣エリアにはカフェを出店しているが、渋谷には無いことから渋谷への設置を決めた。

 「三井のリパーク」を運営する三井不動産リアルティ(千代田区)はこれまでにも、駐車場の空きスペースを活用し飲料のほか、缶詰やだしなどを販売する自販機を設置するなどして「付加価値のある駐車場づくり」に取り組んでいる。

 設置した自販機は2台。白を基調にブランドのロゴである青いボトルをあしらっている。支払いはキャッシュレスのみ(クレジットカード、交通系ICカード)。

 自販機ではコーヒーやグッズを販売。アイスコーヒー缶「コールドブリュー缶」(236ミリリットル、640円)は2016(平成28)年から展開しているが、自販機での販売は初。例年9〜10月ごろまでの季節限定品となる。
自社の焙煎(ばいせん)所で焙煎したコーヒー豆は、「最も人気」のブレンドという「ベラ・ドノヴァン」(200グラム、1,620円)を用意するほか、インスタントコーヒー(スティック5本、1,620円)、環境に配慮した素材で作るエコカップ(1,980円)。
商品は時期や需要に合わせて入れ替える。

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