レバノンの首都ベイルートの倉庫で大規模な爆発があり、少なくとも73人が死亡しました。
負傷者は3700人以上に上り、日本人1人も巻き込まれてけがをしました。

 大きな轟音(ごうおん)とともに巨大な煙が立ち上り、周囲に乾いた爆発音が響き渡ります。
爆発は4日午後、ベイルートの港で発生しました。
レバノンのアウン大統領は、爆発が起きた倉庫に化学物質の硝酸アンモニウム2750トンが保管されていたと明らかにしました。
被害は広い範囲に及び、建物の壁や天井が相次いで破壊されて乗用車などが吹き飛ばされました。
現地メディアなどは少なくとも73人が死亡し、3700人以上がけがをしたと伝えています。
現地の日本大使館によりますと、近くにいた日本人1人が巻き込まれ、けがをしました。
爆風で割れた窓ガラスで手足を切るなどして病院で手当てを受けました。
レバノンと緊張状態にある隣国イスラエルのアシュケナジー外相は地元メディアに対して「火事による事故だろう」と話し、関与を否定しています。

レバノンで大規模爆発 73人死亡 日本人1人けが
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000190062.html