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 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い献血者が減少し、6、7月は必要人数を下回ったとして、群馬県赤十字血液センター(前橋市)は31日、献血への協力を呼び掛けた。

 県内での全血献血(400ミリリットル、200ミリリットル)の協力者は、必要人数が4606人だった6月は4406人、4239人だった7月(28日時点)は4125人にとどまった。在庫を管理する関東甲信越ブロックでは、需要の多いA型、O型の血液が特に逼迫ひっぱくしている。

 献血バスによる企業や大学での献血が確保できない上、外出を控える人が増えていることも影響しているとみられる。適正在庫が維持できなければ医療行為に影響が出る恐れもあるとして、担当者は「献血をしたことがない人も含め、一人でも多くの協力をお願いしたい」としている。