ポルシェ(Porsche)は7月17日、2020年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は11万6964台。前年同期比は12%減とマイナスに転じた。

上半期の市場別実績では、最大市場の中国が3万9603台を販売。前年同期比は7%減と、2年ぶりに減少した。
中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東地域も、3%減の5万5550台と後退する。
一方、日本は上半期、3766台を販売した。前年同期比は16.3%増と、2桁増を達成している。

単一市場で、中国に次いだのは米国。上半期の米国実績は、2万4186台。前年同期比は20%減とマイナスに転じた。
欧州は3万2312台を販売し、前年同期比は18%減と、2年連続のマイナスだ。
このうち、地元ドイツは1万0702台にとどまり、前年同期比は25%減と、2年連続で減少している。

モデル別では、SUVの『カイエン』が3万9245台を売り上げ、『マカン』を上回り最量販車に。
ただし、前年同期比は6%減と、マイナスに転じた。マカンも3万4430台にとどまり、前年同期比は26.1%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

ポルシェの2019年の世界新車販売台数は、新記録となる28万0800台。前年比は10%増と、9年連続で販売記録を更新している。

ポルシェ世界販売12%減、日本は16.3%増 2020年上半期
https://response.jp/article/2020/07/20/336748.html