2013年、東京都生活文化局が行った「降雨時の身の回りの危険」の調査では、都内に住む3000人のうち、42%にあたる1260人がたたんだ状態の傘で“ヒヤリハット”や危害を受けた経験があったと回答した。同調査では、危害を受けた具体例も記載されている。

「傘を水平に持っている人がいて、首を突かれたので文句を言ったが『だから何?』と言われたので、警察に被害届を提出した」(34歳 男性)

「傘の本体を握り、水平にして、かつ前後に振りながら歩く人がいて、突かれそうになった」(37歳 男性)

「満員電車で水平に持っていた傘が、私の脇腹にぶつかり、肋骨にヒビが入った」(52歳 女性)

 など多くの声が寄せられていた。

 同調査が行われたのは約7年前だが、それ以降も傘の横持ちをする人は後を絶たず、マナーは向上されていないことがうかがえる。

<中略>

はたして、実際に横持ちをしている人は、そこまでの危険を認識しているのだろうか。声をかけて聞いてみた。

横持ちをしていた50代のビジネスマン風の男性に聞くと、少し困ったような表情を浮かべてこう答えた。

「気づいたらしているときがある。なんとなくだから、理由を聞かれても困る」

 横持ちは、いつもしているわけではないという。

「気分の良いときにしているような気がする。雨が上がって、心が開放的になっているのかもしれないね」

 これまで、横持ちは危険だと思ったことはなかったと語る。


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傘の「横持ち」をしている人に直撃してわかった その意外な「理由」と気づいていない「危険」
2020.7.11 5:25
https://diamond.jp/articles/-/242601?display=b