米山隆一氏、衆院5区立候補の意向 泉田氏と元知事同士で争いへ
2020/7/10 09:29 (JST)7/10 11:10 (JST)updated
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 前知事の米山隆一氏(52)=魚沼市出身=が次期衆院選に新潟5区から立候補する意向を固めたことが9日、複数の関係者の話で分かった。幅広い層から支持を得るため、無所属で出馬するとみられる。5区選出の自民党現職、泉田裕彦氏(57)と、元知事同士の争いになる見通し。

 5区では野党各党が候補者擁立作業を進めている。11日には、立憲民主党、国民民主党、社民党の各県組織と、その支持母体の連合新潟による「4者協議」の会合が開かれ、米山氏への対応についても議題となる見通し。米山氏支援で野党の共闘態勢が構築されるかどうかが、今後の焦点の一つとなる。

 米山氏は、新潟日報社の取材に対し「5区からの出馬は、今までと変わらず希望している。野党各党の議論に委ねているので、現時点で何か言える立場にない」と話した。

 米山氏は東大医学部卒で医師、弁護士。新潟5区で2005、09年に自民党、12年に日本維新の会から出馬したがいずれも落選。13年の参院選新潟選挙区にも日本維新の会から立候補して落選した。泉田氏が任期満了で退任した16年10月の知事選で自民、公明推薦の候補を破って初当選した。しかし、任期途中の18年4月に女性問題を理由に辞職した。
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