日産自動車は、ワゴン車の「セレナ」などで、変速機の制御プログラムに不具合が見つかり、最悪の場合、走行できなくなるおそれがあるとして、およそ11万台のリコールを国土交通省に届け出ました。
リコールの対象となるのは、日産の「セレナ」と、日産が製造し、スズキが販売した「ランディ」の2車種のワゴン車で、平成24年7月から平成25年12月までに製造された合わせておよそ11万1000台です。

国土交通省によりますと、これらの車では変速機の制御プログラムに不具合があり、急なギアの切り替えの際に、変速機にあるスチール製のベルトが損傷し、使い続けると最悪の場合、走行できなくなるおそれがあるということです。

これまでに事故の報告はないということですが、こうした不具合は、全国で48件報告されているということです。

日産は、3日から対象となる人たちにダイレクトメールなどで通知し、全国の販売店で無料でプログラムの修正に応じるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200702/k10012493011000.html
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