中東地域に派遣されていた、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が、30日、神奈川県にある基地に帰国し、出迎えた河野防衛大臣は「日本関係船舶の安全確保に必要な情報の収集に、大きく貢献した」と述べ、隊員をねぎらいました。
政府は、中東地域での日本関係船舶の安全確保に向けて、情報収集態勢を強化するため、ことし2月、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」を派遣しました。
「たかなみ」はオマーン湾やアラビア海北部で、3か月にわたって活動し、延べおよそ8000隻の船の航行を確認しましたが、不審な船はなく、
別の護衛艦と交代して30日午前、神奈川県にある海上自衛隊横須賀基地に帰国しました。

出迎えた河野防衛大臣は、およそ100人の隊員に「オマーン湾をはじめとする海域は、原油輸入のおよそ9割を中東地域に依存するわが国の生命線だ。任務を完遂し、日本関係船舶の安全確保に必要な情報の収集に、大きく貢献した」と述べ、ねぎらいました。
そのうえで、河野大臣は「新型コロナウイルス感染症が、世界的に拡大し、寄港地における上陸が大幅に制限されるなか、高い士気と規律を維持し、立派に任務を完遂したことを大変誇りに思う。貴重な経験をいかし、引き続き任務にまい進してほしい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200630/K10012489051_2006301229_2006301236_01_04.jpg
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200630/amp/k10012489051000.html

※別の護衛艦は「きりさめ」

護衛艦たかなみ、3等海曹懲戒免 同僚の現金盗む /神奈川
毎日新聞 2020年6月30日 地方版
 海上自衛隊横須賀地方総監部は29日、同僚隊員の財布から現金を盗んだ護衛艦「たかなみ」乗組員の男性3等海曹(24)を懲戒免職処分にした。
 総監部によると、3等海曹は2019年9月8〜16日、たかなみ艦内の居住区で複数の同僚隊員の手荷物から財布を探しだし、6回にわたって現金計5万2000円を盗んだ。被…
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